私が読んだ本の、勝手な感想文兼記録、時々日記です。 自己満足ですみませんm(_ _)m
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マリアン・クシマノさん文、市川里美さん絵、森山京さん訳の絵本。
クマの子がお父さんに「ねえ、ねえ」と甘える様子、それをおおらかに「よしよし」と受け止めるお父さんの姿にほのぼのする絵本です。 お父さんの言うことには「いやだ」と答えるクマの子の、のびのびと安心しきった様子もほほえましいです。 ひとつひとつの文章も長くないので、時間が余りないお父さんにも、ぜひ読み聞かせをして欲しいなと思える絵本です。 原書「You Are My I Love You」もあります ![]() おすすめ度 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
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アニタ・ジェラームさん作、おがわひとみさん訳の絵本。
うさぎの「ぼく」が、本の魅力をたくさん伝えてくれる内容です。 本が好きな子は、自分の気持ちを「ぼく」が代弁してくれているような感じを受けそうですし、本をあまり読まない子は、「本って楽しそう」と思ったり、本の新たな使い道を発見できたりするかも知れません(笑) うちの息子は、この本を読み終わると、頭に本をかぶって、一生懸命本の世界に入ろうとしていました。 ちょっと意味が違うんですけどね。。 原書「I Love My Little Storybook」もあります ![]() おすすめ度 ![]() ![]() ![]() ![]()
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加納朋子さんのミステリー小説です。
「いちばん初めにあった海」と「化石の樹」という、内容がリンクしている2つのお話が収められています。 どちらのお話も、表紙の雰囲気そのままに、青く深く、たくさんの物を内包しながら静かにそこにあり続ける海と、内側を見せず、つけた花だけを人に見せる樹のイメージが連想されるような、静かで悲しくもあり、切なくもあり、またとても温かくもあるお話でした。 推理小説という意味でのミステリーというより、「不思議な」とか「神秘的な」という意味でのミステリー小説で、結末も良かったと思える内容でした。 どちらかというと女性向きかもしれません。 心穏やかに読める本です。 おすすめ度 ![]() ![]() ![]() ![]()
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塔山郁さんのミステリー小説です。
30年前に小学校で、6年6組の生徒2人がヒ素によって死んでしまった事件について、当時の担任だった教師が、死を前にした病院でふと手にした本の内容から疑問を持ち、事件の真相を探ろうとする内容です。 構成の一部が、当時の生徒からの証言を聞き取っている状態そのままな感じになっているので、 「ー6組がどんなクラスだったって?」 とか 「ーええっ? どういう意味かって?」 とか 「ーそれが事件にどう関係したかって?」 のようなまわりくどい文章が多数出てきて、かなり読みづらさを感じました。 そして、証言以外の部分で事件の流れを補うのが、担任教師への報告の手紙というのも、かなり不自然で説明的な文章が多く感じました。 後半3分の1程は読みやすかったです。 小学校高学年から中学生くらいの頃の、物や人に対する見方の男女差や、立ち回りの上手下手などの性格面は、どの子もいそうな気がして、証言や告白内容自体は共感できました。 構成と結末にもう少し工夫があれば、と思える作品です。 おすすめ度 ![]() ![]() ![]() (第7回『このミステリーがすごい』大賞、優秀賞)
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レーナ・アンデションさん作・絵、長下日々さん訳の絵本です。
一人でぽつんと退屈な時間、ハリネズミの女の子コッテンは、誰かお客様が来ないかなと待っていると・・・。 ひとりふたり、さんにんよにん・・・と次々にお客様がやってきてくれます。 一人一人にお茶を出してもてなすコッテンと、小さい子は抱っこをしたり膝の上に乗せてあげたりして過ごす楽しい時間。 小さい子供が大好きな繰り返しと、詩を読んでいるようなリズム感のある文章、絵から感じる思いやりに溢れた楽しそうな雰囲気から、自然に1から10までの数の概念が身に付きそうな絵本です。 英語版「Tea for ten」もあります ![]() おすすめ度 ![]() ![]() ![]() ![]()
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ジーン・ジオンさん作、マーガレット・ブロイ・グレアムさん絵、もりひさしさん訳の絵本です。
夏休みにどこへも連れて行ってもらえないので好きなことをしてもいいと言われた男の子トミーは、ご近所さんが旅行に行っている間、鉢植えを預かってお世話をすることに決めます。 鉢植えを置く場所を考え、やる水の量を考え、本を読んで剪定までこなし、家の中で食事をするとまるでピクニックに出かけた時のようだし、お風呂はまるで森の中にあるようです。 自分で行動を決め、責任持ってそれをこなし、分からないことは調べてみる。 1つのことを最後までやり遂げるトミーの姿に感心しますし、ぶつくさと文句は言いながらも大人の価値観で止めさせたりしない両親の姿も微笑ましい絵本です。 原書「The Plant Sitter」もあります ![]() おすすめ度 ![]() ![]() ![]() ![]() (全国学校図書館協議会選定、厚生省中央児童福祉審議会特別推薦、大阪市中央図書館選定、第15回緑陰図書、第7回よい絵本)
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さのようこさん作・絵の絵本です。
ねこがどうしても欲しい女の子。でもお母さんには何回頼んでもだめ。 一人になって「ねこ いるといいなあ」と女の子がつぶやくと、「ニャー」という声。 でもどこを探してもねこはいません。 どうしても叶えられない欲求を、他の物で代用したり、空想したり、想像力の力を借りて埋め合わせることが、子供時代の特権だったような気がします。 そんな、ほろ苦いような切ないような気持ちを思い出させてくれると共に、そんな時でもお母さんの愛情は変わらないと感じられる絵本でした。 パステル調で輪郭の線が曖昧な、独特の雰囲気を持った絵が、空想の世界をまるで後押ししてくれているようです。 おすすめ度 ![]() ![]() ![]() ![]() (全国学校図書館協議会選定)
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あきやまただしさん作・絵の絵本です。
幼児から小学校低学年頃の、道徳と言うか、最近は人権学習と言うのかな(?)の授業にも使えそうな内容ですが、お説教めいた内容では全くなく、自然に考えさせられるお話でした。 外見で判断することの危うさ、自分で見たわけではないけれど、皆がそう言ってるからそうなんだろうと言って、まことしやかに噂だけが一人歩きする怖さ。 このお話が人間のお話として描かれていたら結構きつい内容だと思うのですが、野良犬の世界が擬人化されているので、心に入っていきやすく、でも考えるには十分な内容になっていて素晴らしいと思いました。 そして、あしながの最後の言葉がとても素敵で、最後にじんわりと心が温かくなります。 おすすめ度 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
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加茂隆康さんの小説。
私は常々、死刑制度に反対している人は自分の配偶者や子供が惨殺されたとしても、その信念を曲げずにいられるのだろうか、もしそうならどういう風な考え方を持っているのだろう、と不思議に思っています。 この小説では、死刑制度に反対していた弁護士が、自分の妻を惨殺されたことで死刑存置論を支持するようになっているで、その意味で疑問は解けないままだったのですが・・・。 ただ、死刑制度の廃止・存置論者はそれぞれ登場しますが、それについて考えられるほど詳しい議論はあまりされていないです。 全体としては、法廷場面はかなり多いですが、題名のような「死刑基準」について考える話かというと、それほどでもない気がしました。 かといって、ミステリーとして読めるかというと、あまり広くない人間関係の中で考えられた設定に、かなり無理がある気がするのと、犯人が早々から分かってしまう状態でしたので、これまた微妙な感じでした。 著者が弁護士さんということなので、ミステリーとか裁判員制度の参考にというよりは、法廷場面を楽しむ小説として読むと面白いんじゃないかなと思います。 おすすめ度 ![]() ![]() ![]() ![]()
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